少年の非行・被害防止に向けた取組として同世代に向けた呼びかけや地域社会に向けた啓発活動を行う、倉吉警察署高校生ボランティアの委嘱書交付式が8月10日(木)、JR倉吉駅のエキパル倉吉で行われました。本校は硬式野球部員を含む20名のボランティア登録がありますが、代表して4名の生徒が交付式に参加しました。山本明義署長から、「この活動は平成18年度から続いており、倉吉警察署管内の少年非行における高校生の割合は減少しています。自分自身や家族、友達、大切な人が犯罪に巻き込まれないよう、一緒に考えて、犯罪のない安心・安全な町をつくりましょう。」と活動の意義等について説明を受けました。
中部地区の各校代表生徒に委嘱書が手渡された後は、早速広報活動と自転車点検の2班に分かれてボランティア活動を行いました。一方は、地域の方や帰省された方などへ特殊詐欺被害や自転車盗難防止を啓発するチラシを声掛けしながら配りました。また、自転車点検班は駐輪場の自転車の施錠状況を警察官の方々と一緒に確認しました。
全国的には、少年が特殊詐欺の受け子として利用されるなどの実態がある中、参加した育英生たちは、非行防止に向けた広報啓発の担い手になることで自らの規範意識を向上させるとともに、誰もが安心して暮らせる社会の実現のために高校生としてできることを考えることができたようです。
▲ 倉吉駅前で広報啓発活動を行う生徒と駐輪場で自転車の施錠状況を確認する生徒
▲ 硬式野球部への委嘱書と高校生ボランティアの集合写真