バレーボール元全日本・オリンピック選手の山本隆弘さんが来校

投稿日:  投稿者: 桑名 圭司

 11月9日(月)に鳥取県出身でバレーボール元全日本、オリンピック選手・山本隆弘さん(37歳)が本校に来られました。トップアスリート派遣事業(鳥取県教育委員会)として体育コース充実&バレーボール部強化を目的に実現しました。まず、1・2・3年体育コース生徒&バレーボール部員約130人に対して話をしていただきました。生徒の質問に答えていただくというディスカッション形式で行なわれ、生徒からは「試合前どうやって自分を高めるのですか?」「やめたいと思ったときどう立ち直られましたか?」「人生の分かれ道だったところはどこですか?」「ルーティンは?」「どうやったら身長が伸びますか?」「オリンピックとはどのような場所でしたか?」などの質問がありました。山本さんは丁寧に分かりやすく情熱的に答えて下さいました。印象的な言葉は、「練習以上のことは試合ではできない。練習が全て!」「どんなことがあっても目標(人生の道筋)があればブレることはない。目標を持って!」「オリンピックは言葉に表せないくらい感動する場所。是非東京オリンピックは関わって!」「学生時代のご飯の量は1食1升!」。
 放課後には約1時間、男女バレーボール部の実技指導をしていただきました。オーバーハンドパスの手の位置、アンダーハンドパスの脚の角度、スパイクを打つときのボールと間など大変参考になりました。最後は、世界を制した?!ジャンプサーブを打っていただきました。
 世界で活躍された山本さんの話、指導は生徒にとって大変刺激的で感動的でした。本校生徒の人生を変える機会となりました。山本さんの今後の活躍を期待しております。

 山本さんは、鳥取出身で身長201cmのサウスポー。鳥取商業から日体大へ進学。卒業後、Vプレミアリーグの強豪・パナソニックに入団。2003年ワールドカップでMVP、2004年日本で初めてのバレーボールプロ契約選手となる。肩や腰の怪我を乗り越え2008年エースとして念願のオリンピック(北京)出場を果たす。2013年現役引退。引退した後は、講演会やバレー教室で自身の競技生活で得られたことを、さまざまな人に伝えられています。

 

【生徒感想】

・「プレッシャーに勝つためには?」の答えは「自分に自信を持つこと」と言われました。私も自分を信じてプレーしたいです。
・「引退して分かったことは?」という質問の答えが「結局バレーが好き」という言葉で、シンプルだけど心に響きました。高い目標を持って残りの高校生活を送っていきたいです。
・やっぱりプロになるまでにとても辛いことを乗り越えて頑張って来られたんだなと思いました。部活で辛いことがあるけどまだ優しいもんだなと思いました。試合前の高め方や、生活面のことが聞けて良かったです。全ての話しがとても参考になりました。
・滅多に聞けないような話を聞かせていただきました。一番心に残っている言葉は「練習以上のことは試合で出来ない」という話。やはり練習から試合を意識しておかないといけないし、自分を信じれるくらいの練習を積み重ねておなかいといけないと思った。
・とても貴重な講演会でした。自分を信じること、大学での成長、今の立ち位置に甘んじず全国、そして世界に通用する力・人間になることなど、これからの自分にとって全てプラスになる講話を頂きました。本当にありがとうございました。